写真集の発売によって、メディアの狂騒は頂点に達しました。当時の世論は、梅宮アンナの奔放な行動に驚愕しつつも、羽賀研二に対する激しいバッシングへと傾いていきます。「純真な令嬢を巧みな話術で籠絡しているのではないか」という疑念が、ワイドショーの格好の標的となったのです。
この騒動に誰よりも激怒し、同時に苦悩したのが、アンナさんの実父である昭和の大スター・梅宮辰夫さんでした。辰夫さんはテレビカメラの前に立ち、羽賀研二を「稀代のワル」「あいつだけは絶対に許さない」と容赦のない言葉で糾弾。娘を思う父親の赤裸々な怒りと悲哀は、日本中の視聴者の胸を打ちました。
実際、羽賀研二が抱えていた借金は数億円規模とも囁かれ、梅宮アンナが連帯保証人にさせられているのではないかという疑惑まで報じられる事態に発展。辰夫さんは家族と娘の名誉を守るため、関係各所への対応や借金の肩代わり問題に奔走することとなり、梅宮家全体が深い混乱に巻き込まれていきました。