単なる「おもしろい元アスリート」で終わらないのが、彼女の底知れなさである。幼少期を中国で過ごし、その後も海外を拠点に活動してきた彼女は、日本語、英語、中国語を自在に操るマルチリンガルだ。慶應義塾大学総合政策学部を卒業した知性派としての顔も持つ。
この国際感覚と高い知性こそが、彼女の発言に説得力を与えている。海外メディアの取材に対しても通訳なしで堂々と渡り合い、世界のフィギュアスケート界の動向を俯瞰的な視点から分析する。彼女のグローバルな視野は、日本のスポーツ界が抱える閉鎖的な課題に対しても、時に鋭い一石を投じる原動力となっている。