全体のシルエット以上にその日の印象を決定づけるのが、顔周りと頭頂部のコンディションです。特に前髪は額の皮脂や汗、呼気による湿気にも晒されるため、外気の湿度と相まって真っ先に崩壊する最前線と言えます。「雨の日前髪キープ術詳細まとめ」として押さえておくべきプロの工程は、以下の3段階に集約されます。
第一段階は、額の皮脂コントロールです。前髪そのものに手を入れる前に、おでこにフェイスパウダー(ノーセバムパウダー)を薄く叩き込みます。額の余分な油分や汗を遮断することで、前髪の裏側に湿気が移るのを防ぎます。
第二段階は、アイロン時の「熱冷まし」工程です。アイロンで前髪に自然な丸みをつけた直後、すぐに触ったりスタイリング剤をつけたりしてはいけません。毛髪の形状は熱が冷める瞬間に定着するため、カールを作った後は手のひらやロールブラシで形を支えながら、完全に熱が引くまで数秒間キープします。
第三段階は、コームを使用したスプレーの極薄塗布です。前髪に直接ハードスプレーを吹きかけると、束になって割れたりバリバリに固まったりする失敗を招きます。目の細かいリングコームにキープスプレーを均一に吹きかけ、そのコームで前髪の内側からすっと梳かすことで、一本一本に目に見えないポリマーの保護幕が均一に形成されます。頭頂部にピョンピョンと立ち上がるアホ毛には、マスカラタイプのポイントキープブラシを寝かせるように撫でつけるのが最もスマートな解決策です。