結婚生活は7年でピリオドを打つこととなった。2006年の離婚発表時も、泥沼劇とは無縁の、どこか淡々とした幕引きだった。すれ違いの生活が原因とされたが、お互いのキャリアを尊重した上での決断だったことは、その後の二人の活躍が証明している。大沢はその後、映画『キングダム』シリーズをはじめとする日本映画界の重鎮へと登り詰め、広瀬はボイストレーナーとしての地位を確立しつつ、SNSやYouTubeで新たな歌姫像を提示し続けている。
別々の道を歩んだ二人だが、あの激動の90年代末に、一瞬の火花のように交わった時間は、彼らの人生において決して色褪せることのないチャプターだろう。互いに妥協を許さないプロフェッショナルだからこそ、あの距離感が必要だったのかもしれない。