1970年代から80年代にかけて大流行した「ペアルック」。同じ柄のトレーナーや全く同じデザインのTシャツを男女で着るスタイルは、当時の恋人たちにとって愛情の象徴でした。しかし、現代において「ペアルック」という表現を使うと、少し気恥ずかしい空気感が漂ってしまいます。
現代のファッションシーンでは、同じ服をそのまま着るのではなく、要素をさりげなく連動させる着こなしが主流です。それに伴い、使われる言葉も以下のように変化しました。
- リンクコーデ:色、柄、素材、アイテムのいずれか1〜2点を部分的に合わせるスタイル。最も汎用性が高い。
- シミラールック:英語の「similar(似ている)」が語源。全体のトーンや系統を揃え、統一感を出すコーディネート。
- おそろコーデ:テーマパークやイベントなどで、あえて帽子やスニーカーなど小物を揃えるカジュアルな表現。
「あからさまに同じ服を着るのは主張が強すぎて気恥ずかしい」「個性を残しつつ、二人の調和を楽しみたい」という美意識の変化が、言葉のアップデートを後押ししています。