1997年、日本の音楽シーンに衝撃が走った。平均年齢12歳ほどのグループ「Folder」のデビューである。その中心にいたのが、類稀なる歌唱力で「和製マイケル・ジャクソン」と称された三浦大知と、抜群のセンスを放っていた満島ひかりだった。沖縄のまばゆい光の中で、彼らはただの幼馴染ではなく、表現者としての産声を共に上げたのだ。
当時の彼らを知る関係者は、二人の間に流れていた独特の空気感をこう振り返る。「子供ながらに、お互いの才能を認め合っているのが分かった」と。グループ活動休止後、それぞれが全く異なる道を歩み始めることになるが、この原点があったからこそ、今の二人の強靭な個性が形成されたのは間違いない。