ダウンタウン結成当時や1990年代の松本人志を知る者にとって、彼の現在の体躯はまさに衝撃的だ。かつては細身のシルエットにルーズな服を纏い、どこか儚げな雰囲気を漂わせる天才お笑い芸人だった。その男が本格的な肉体改造に乗り出したきっかけについては、ファンの間でも様々な説が飛び交っている。
最大の転機とされているのが、第一子の誕生と、股関節の怪我(左股関節唇損傷)による手術経験だ。「もし災害が起きた時、娘や家族を抱えて走れる父親でありたい」という本能的な自己防衛本能。そして、手術後のリハビリの一環として始めた筋トレが、彼のストイックな性格と完全に共鳴したのだ。日本テレビをはじめとする各局の大型特番や過酷なロケ現場を長年支える体力を維持するためにも、この補強は不可欠だったと言える。