通い詰める常連客の間では、自分だけのカスタマイズが確立されている。最も支持を集める裏技の一つが「ゲソ天+生卵+鷹の爪」の組み合わせだ。鋭いつゆの塩気と熱々のゲソ天に生卵を崩して絡めると、すき焼きのような濃厚なコクが生まれる。さらに卓上の粗挽き唐辛子をひと振りすれば、味がキュッと引き締まり、最後の一滴まで箸が止まらない。
紅生姜天や春菊天を半々で組み合わせるダブル乗せも、古参ファンに愛される贅沢な頼み方だ。現在の店舗は早朝から営業を開始し、午前中の早い段階から近隣のワーカーで賑わう。午後遅い時間になると人気の天ぷらから順次売り切れるため、目当ての揚げ物を確実に味わうなら午前中から昼過ぎの訪問が狙い目となる。支払いは現金が基本のスタイルを維持しており、小銭を握りしめて注文口に立つのがこの店の流儀だ。