現地に入った地盤調査の専門家は、高度経済成長期に集中整備された古径下水道管の破れに伴う土砂流出を最大の要因として挙げる。長年の経年劣化によって生じた目に見えない亀裂から水が漏れ出し、何ヶ月もかけて周辺の土砂を削り取って巨大な地下空洞を形成。そこへ連日の重交通荷重が加わり、耐えきれなくなったアスファルトの天板が一気に崩れ落ちたのだ。
建設・土木業界の関係者からも、全国の都市部で同様の構造リスクが限界を迎えているとの悲鳴が上がる。地下に埋設されたインフラの多くが耐用年数である50年を超過。地上からは平穏に見える舗装道路のすぐ下が、いつ陥没してもおかしくない空洞と化しているケースが激増している。