ネット上で批判される最大の理由は、対戦相手への不快感や挑発に見えてしまう点にある。では、実際のルール上はどう扱われているのだろうか。
国際卓球連盟 (ITTF) および 日本卓球協会 (JTTA) の競技マナー・警告規定において、得点時の発声自体が直ちに禁止されているわけではない。しかし、ルールには明確な一線が引かれている。相手選手の顔を直接見つめながら至近距離で叫んだり、相手のサーブ準備を妨害するようなタイミングで発声したりした場合は、主審からイエローカード(警告)が提示される対象となる。張本選手の場合、叫ぶ際には必ず相手から視線を外し、自陣のベンチや天井を向いて拳を握りしめている。これはルールを厳格に順守し、相手へのリスペクトを欠かさないための意識的な振る舞いであり、規定の範囲内で行われている正当なプレーの一部なのだ。