東京・新宿区の高田馬場エリアは、知る人ぞ知る「リトルヤンゴン」として知られている。駅のホームを降り立つと、ビルの一角には独特の文字が書かれた看板が立ち並び、日本に暮らすミャンマー出身者たちの生活拠点となっている。
かつてミャンマーの旧首都であった経済の中心都市ヤンゴンのストリートの空気感が、この街の地下街や雑居ビルの中にそっくりそのまま再現されているのだ。隠れた人気店に足を運ぶと、常連客が熱気あふれる店内で麺をすすり、茶葉サラダをつまみながら歓談している。店主たちが提供する料理は、現地そのままの力強いスパイス使いと、日本人の口にも不思議となじむ豊かな旨味が共存しており、週末には遠方から噂を聞きつけたグルメファンが長い列を作るほどだ。