SNSやネット掲示板、知恵袋を分析すると、湘南美容クリニックのカウンセリングに対しては高い満足度の声が寄せられる一方で、「見積もりが想定より高くなった」という戸惑いの投稿も散見されます。このギャップはなぜ生じるのでしょうか。
大手クチコミサイトやコミュニティに寄せられた代表的な声の要点を抽出すると、以下の傾向が浮き彫りになります。
肯定的な口コミ・評判:
「大手の強みで症例数が桁違い。担当医が過去の類似症例をモニター写真で見せてくれたので仕上がりのイメージが湧きやすかった」
「ピコトーニング希望で行ったが、肌診断機の結果を見て医師から『肝斑があるから先にシルファームをやったほうが効果的』と論理的に提案され、納得感があった」
「予算をあらかじめ『5万円以内』と伝えておいたら、余計なオプションを外した見積もりを素早く出してくれた」
慎重派・ネガティブな口コミ・評判:
「広告で見た2万円台の二重施術を目当てに行ったが、医師の診察で『その糸だと取れやすい』と言われ、最終的に10万円以上のプランを提示されて焦った」
「医師の診察は10分程度で淡々と終わり、その後のカウンセラーとの見積もり調整のほうが時間が長かった」
「麻酔代や高額なスキンケア化粧品、サプリメントが最初から初期見積もりにフルセットで組み込まれていた」
現場取材を通じて見えてきたのは、「医師による医学的リスクの提示」と「カウンセラーによるセット販売(アップセル)」の構造です。医師は医療従事者として、最も持ちが良くダウンタイムの少ない術式を提案する義務があるため、最安プランよりも上位プランを推奨しがちです。さらに、カウンセラー側も患者の安心のために腫れ止め薬や専用針を見積書にデフォルトで盛り込む傾向があります。
この仕組みを理解していないと、「強引に吊り上げられた」という不快感を抱くことになります。提示された見積書はあくまで「クリニック側の理想の提案」に過ぎず、不要な項目は利用者の意思で一本ずつ削ぎ落とすことができると知っておくだけで、心理的プレッシャーは大幅に軽減されます。