腰椎圧迫骨折の禁忌と絶対Ng動作|悪化と偽関節を防ぐ最新指針

腰椎圧迫骨折の禁忌と絶対Ng動作|悪化と偽関節を防ぐ最新指針

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運動器疾患のリハビリといえば「筋肉をつけること」「関節を柔らかくすること」が一般的な常識と捉えられがちです。しかし、腰椎圧迫骨折においては、良かれと思って行った自己流のリハビリや体操が、骨を破壊する凶器へと変わるケースが少なくありません。腰椎圧迫骨折リハビリ禁忌の知識は、患者本人はもちろん、指導する周囲にとっても死活問題です。

特に危険視されるのが、一般的な健康法として広く知られている「腹筋運動(仰向けから上体を丸めて起こすシットアップ)」です。腹筋を鍛えて腰痛を治そうとこの運動を行うと、椎体前方に最大級の圧縮負荷がかかり、癒合しかけた骨折部を一撃で粉砕しかねません。また、立ったまま腰を曲げてつま先を触るような「前屈ストレッチ」や、腰を左右に激しく回す「体幹ひねり運動」も、骨折部位のズレを招くため初期〜亜急性期には完全に排除すべき種目です。

安全かつ有効なリハビリテーションは、以下のような「背骨を曲げずに支える力」を養う運動に限定されます。

  • 腹横筋・骨盤底筋群のブレーシング:背骨を動かさず、お腹を軽く引っ込めるような呼吸法(ドローイン)により、天然のコルセットである深層筋肉を活性化させる。
  • 等尺性(アイソメトリック)背筋運動:うつ伏せで無理に反り返るのではなく、仰向けの状態で枕を後頭部や背中で軽く押し付けるなど、背骨の配列を変えずに脊柱起立筋を刺激する。
  • 下肢筋力・股関節の可動域訓練:椅子に座った状態での膝伸ばし運動や、仰向けでの足首運動(アンクルパンピング)を行い、下半身の血流を保ち血栓症と筋力低下を防ぐ。

リハビリは「痛みを我慢して根性でやるもの」ではありません。動かした際に骨折部に響くような違和感や鋭い痛みが生じた場合は、即座に運動を中止し、理学療法士や主治医にフォームの確認を求める必要があります。

小林 直樹
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小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。