本作の誕生には、昭和の文化シーンを牽引した巨匠たちのタッグが不可欠だった。原作を手掛けたのは、芥川賞作家であり後に政治家としても異彩を放った石原慎太郎。彼が描いた斬新でスピーディーな青春群像劇は、従来のテレビドラマの枠組みを根底から覆すパワーを秘めていた。
さらに、映画会社である東宝の洗練された映像制作技術と、日本テレビの新しいメディア表現への情熱が融合。ロケーション撮影を多用したダイナミックなアングルやテンポの良いカット割りは、当時の技術的制約を跳ね返し、お茶の間にフレッシュな風を吹き込んだ。