ベルフォートが設立したストラットン・オークモント社は、いわゆる「ボイラールーム(強引な電話勧誘販売)」の手法を駆使して急成長を遂げた。若手ブローカーたちを集め、価値のないペニー株を言葉巧みに売りつけることで株価を不正に吊り上げ、高値で売り抜ける違法な手法を繰り返したのである。
しかし、常軌を逸した暴利と不審な取引パターンは、やがて規制当局の激しい怒りを買うことになる。米国証券取引委員会(SEC)およびFBIによる長年にわたる周到な捜査の網が狭まり、同社は解体に追い込まれた。ベルフォート自身も証券詐欺とマネーロンダリングの罪で起訴され、司法取引を経て連邦刑務所で服役する事態となった。