二人の出会いは、熱気に満ちたスポーツ報道の現場だった。当時、フジテレビの夜の顔として多忙を極めていた大島由香里と、日本代表として世界を舞台に戦い続けていた小塚崇彦。取材者とトップアスリートという接点から始まった恋は、多くのファンやメディアに温かく見守られながらゴールインを迎えた。
だが、実際の結婚生活がスタートすると、スポットライトの眩しさとは裏腹に現実は厳しかった。遠征や地方出張が日常茶飯事であるアスリートの生活は、早朝や深夜の生放送に対応しなければならないアナウンサーの変則的な勤務体系と真っ向から衝突する。お互いが第一線で活躍していればいるほど、同じ屋根の下で静かに向かい合う時間すら貴重なものとなっていたのだ。