けんちゃんハウスの牽引役である代表者は、動物に対する強い使命感と突破力を持つ人物として知られています。行政の殺処分リストに載った犬や、咬み癖・重い疾患を理由に他団体が引き取りを躊躇するような「高難易度の保護犬」を率先して引き受けてきた実績は、活動初期を知る地元ボランティアの間でも高く評価されていました。
しかし、その強烈な個性と「目の前の命を絶対に断らない」という独断先行型のスタイルは、組織化を進める上での摩擦を生み出しました。批判的な意見に対して感情的な反論をSNS上で行ってしまったり、ボランティアからの飼育環境改善の進言を「現場の苦労を知らない外野の声」と捉えてしまったりしたことが、支援者の離反を招く契機となったと指摘されています。
施設の場所・アクセス環境については、近隣住民への騒音や悪臭への配慮から、市街地を離れた郊外・山間部に拠点が置かれています。防犯上の観点や感染症予防、過度な見学による犬へのストレス回避を理由に、具体的な住所の一般公開は限定的であり、見学やボランティア参加には事前審査や紹介が必要な運用が採られています。これが外部からは「密室運営」「実態が見えない」という疑惑を助長する一因にもなっています。