日本の刑事ドラマにおいて、捜査二課は常に知的でミステリアスな存在として描かれてきた。長年愛される名作ドラマ『相棒』で水谷豊が演じる杉下右京も、かつて警視庁捜査二課に所属していたという設定が物語の随所に活かされている。鋭い観察眼とロジカルな思考で犯人を追い詰めるスタイルは、まさに視聴者が抱く二課のパブリックイメージそのものだ。
一方で、日米共同制作の海外ドラマ『TOKYO VICE』(HBO製作、日本ではWOWOW等で放送)のように、昭和から平成、令和へと続く東京の夜の街と警察組織の闇をリアルに切り取った作品も国際的な評価を得ている。フィクションの世界で描かれるサスペンスフルな攻防は、現実の警察機構が抱える緊張感と表裏一体と言えるだろう。