泰葉の名を語る上で欠かせないのが、落語界の巨星である父・初代林家三平の存在だ。東京・根岸の落語の名門「海老名家」に生まれ、幼少期から卓越した音楽センスを発揮していた。クラシックピアノの英才教育を受け、自ら作詞・作曲をこなすシンガーソングライターとして成長を遂げる。
1981年、ポリドール・レコードからリリースしたシングル「フライディ・チャイナタウン」は、日本の歌謡曲シーンに激震を与えた。エキゾチックなメロディラインと力強いハイトーンボイスは聴く者を圧倒し、瞬く間にヒットチャートを駆け上がる。昭和のポップス界において、彼女の存在はまさに彗星のようだった。