伊勢神宮において、これから数年をかけて本格化していく大行事こそが「伊勢神宮式年遷宮プロジェクト」である。20年に一度、神殿を造り替え、御装束や神宝を新調して神々をお移しするこの壮大な儀礼において、神宮祭主である彼女の役割は決定的だ。
日本人の精神構造や建築・工芸の美意識が凝縮されたこのプロジェクトは、まさに神道・歴史文化ジャンルにおける最高峰の文化的営みといえる。彼女は単なる形式的な主宰者にとどまらず、伝統技術の継承や神事の厳粛な執り行いに心を砕いており、文化財保護や伝統継承の観点からもその手腕に熱い視線が注がれている。