公式報道の裏側には、広報発表だけでは捉えきれない心温まるエピソードが数多く存在する。地方ご訪問の際、予定時間を超えて被災地や障害者施設の人々に一人ひとり声をかけ続けられた姿や、見送りのスタッフに対する細やかな労いの言葉。これらはカメラの回っていない場所でこそ輝く、真の人間性を示すものだ。
こうしたお姿をより多角的に伝えるべく、近年宮内庁も広報戦略の改革を進めている。従来の厳格な情報発信にとどまらず、公式SNSの活用やオープンな取材機会の提供を通じ、皇室と国民との距離を自然な形で縮める新たな取り組みが功を奏している。