実名制SNSでの発言リスクが高まる時代にあって、匿名性を担保された掲示板の持つ社会的役割が改めて脚光を浴びている。かつて「5ちゃんねる」の前身である巨大掲示板を開設したひろゆき(西村博之)氏も、匿名の場が生み出す本音の集積とその世論への波及効果について度々言及してきた。
建前や空気に縛られがちな現実世界に対し、匿名掲示板では率直な批判や生活者としての感覚がダイレクトに表現される。その結果として現れる「圧倒的多数の共感」は、時にはテレビや週刊誌の報じ方さえも変えさせるほどの世論のうねりを生み出す。