この名曲を語る上で外せないのが、作詞家・荒木とよひさの言葉選びと、天才編曲家・井上鑑による洗練されたサウンドメイキングだ。荒木が紡いだ「絹のサイレンス」「ネオンの海」といった視覚的な歌詞表現は、聴く者の頭の中に一瞬でオリエンタルな都市の夜景を浮かび上がらせる。
そこに井上鑑が施したアレンジは、当時の日本のポピュラーミュージック界でも群を抜いて先進的だった。エッジの効いたホーンセクション、グルーヴィーなベースライン、そして煌びやかなシンセサイザーのレイヤー。ポップスでありながら本格的なファンクやディスコのグルーヴを宿したサウンドは、完璧な完成度を誇っている。