二人の馴れ初めは、三山ひろしがデビューを目指して奮闘していた下積み時代にさかのぼります。当時、事務所のマネジメント業務や現場の手伝いをしていた洋子さんと、師匠の運転手や身の回りの世話をこなしていた三山ひろしは、過酷な芸能界の裏方で苦楽を共にする中で自然と惹かれ合っていきました。
交際が深まる中、師匠である松前ひろ子と中村典正へ結婚の意志を伝えた三山ひろしですが、そこには厳しい条件が課されました。「歌手として一人前に自立し、結果を出すこと」。その誓いを胸に努力を重ね、二人は2012年3月に入籍を果たします。
しかし、入籍の事実はすぐには公表されず、世間に明かされたのは約3年後の2015年末から2016年初頭でした。長期間にわたり発表を控えていた理由について、三山ひろしは後に次のように語っています。
「師匠の娘と結婚したことで『七光り』や『コネ』と思われたくなかった。自分の歌唱力と実績でファンに認められ、紅白歌合戦の切符を掴み取るまでは発表しないと心に決めていた」
2015年に『お岩木山』の大ヒットで念願のNHK紅白歌合戦初出場を達成。男としての約束とケジメを果たした完璧なタイミングで結婚を発表した姿は、ファンや関係者から大きな称賛を浴びました。