活動停止処分以降、部は事実上の空中分解寸前まで追い込まれました。一時は伝統あるリーダー部の部員数が激減し、組織の存続そのものが危ぶまれる事態に直面。その窮地において再建の旗振り役となったのが、慶應義塾大学チアリーディング部(通称メジャレッツ)と慶應応援指導部吹奏楽団の学生たちでした。
大学本部および第三者委員会が介入し、組織運営のルールを白紙から改定。旧体制の権力勾配を徹底的に解体し、リーダー部・チアリーディング部・吹奏楽団の3部門が完全に対等な立場で運営に関わる合議制へとシフトしました。さらに、指導スタッフに外部の専門家やコンプライアンス担当者を配置し、密室での過度な指導を全面的に禁止するセーフガードが講じられました。
こうした血の滲むような体質改善を経て、慶應応援指導部の現在はかつてないほどの自立的かつオープンなチームへと生まれ変わっています。公式Instagram(@keio_ouen)では1.3万人を超えるフォロワーに向けて日常の練習風景や各部門の素顔が積極的に発信され、公式部員ブログではチアリーディング部や吹奏楽団の部員たちが自身の言葉で誠実に活動への想いを綴っています。「隠蔽の時代」から「開かれた名門」への完全な転換が果たされたのです。