悪影響を避け、望ましい祈願成就を得るためには、厳格な参拝作法を守ることが不可欠である。特に安井金比羅宮における「形代(かたしろ)」の取り扱いには細心の注意を払わなければならない。
形代に願い事を記す際、特定の個人を指名して負の感情をぶつける記述は厳禁だ。「私を苦しめる悪縁が去り、お互いに最善の道へ進めますように」あるいは「私自身の浪費癖・病気との縁が切れますように」といった主語を自分においた肯定的な表現を選ぶのが鉄則となる。
また、中央に位置する「縁切り縁結び碑」をくぐる際も、まずは本殿への参拝を済ませ、手水舎で身を清める基本手順を飛ばしてはならない。表から裏へくぐることで悪縁を断ち、裏から表へ戻ることで良縁を結ぶとされるが、この一連の動作も、感謝と敬意を持った丁寧な所作で行うことが大前提だ。