現在のトレンドを語る上で欠かせないのが、メキシコ古来の伝統製法である「ニシュタマリゼーション(アルカリ処理)」への注目だ。トウモロコシをアルカリ性の石灰水で煮込み、皮をむいて磨砕するこの工程を経ることで、独自の芳醇な香りと栄養価、そして独特のモチモチ・ザクザクした食感が生まれる。
これまで大手メーカーによる大量生産品では簡略化されることも多かったこの工程だが、2026年のヒット商品群はいずれも「本格ニシュタマリゼーション製法」を前面に打ち出している。本物志向の消費者は、裏面の原材料表示を吟味し、伝統的な製法で作られたクラフトチップスを惜しみなく指名買いする時代に入った。