小中学生の保護者や育成年代の指導者から多く寄せられるのが、小学生カテゴリー(U12)におけるルールの違いです。現在、日本ミニバスケットボール連盟の公式競技規則において、ミニバスでは3ポイントラインの制度は採用されておらず、どこからシュートを決めても一律2点(フリースローは1点)となります。
ミニバスでラインが存在しない理由は、成長期にある児童が無理なフォームで遠投を繰り返すことによる「投擲動作の崩れ」や「関節への過度な負荷」を防ぎ、正しいシュートフォームと基礎的な身体操作を習得させる育成方針に基づいています。中学校に進学した段階(U15)から一般と同じ6.75mのラインが導入され、本格的なロングレンジシュートの駆け引きが始まります。
また、学校の体育館や地域のスポーツ施設でラインテープを貼る際、正確なバスケコートの3ポイントラインの引き方を知っておく必要があります。公式規格に沿った正しい施工手順は以下のステップで行われます。
- 中心起点の特定:バックボードの正面、リングの中心からフロアへ垂直におろした地点(バックボード前面から垂直に1.575m、エンドライン内縁から1.2m入った地点)を基準点とする。
- アーク(円弧)の描画:基準点を中心として、外縁半径6.75mの円弧を左右のサイドライン方向へ引く。
- 直線部分の連結:サイドラインの内縁から90cm離れた位置に、エンドラインから円弧との交点(エンドラインから約2.99mの地点)まで垂直な直線(長さ約1.575m)を引いてアークと繋ぐ。
この際、ライン自体の幅は5cmと規定されており、距離の測定は常に「ラインの外側の端(リングから最も遠い縁)」までを計測することがFIBA規格の厳格な要件となっています。