ネット上で「この顔つきは危険」というイメージが定着することの最大の弊害は、罪のない人々への冤罪被害だ。生まれつき目つきが鋭い人や、緊張で表情が硬くなりやすい人が、根拠のない「自己愛性」のレッテルを貼られ、コミュニティから排除される事例が報告され始めている。
ビジュアル重視のSNS時代において、画像が持つ影響力はテキストの比ではない。直感的に「怪しい」と感じさせる画像が拡散されることで、人々の対人恐怖心は煽られ、社会全体の分断や不信感が強まっていく。私たちは、画像というメディアが持つ「切り取りの暴力性」を再認識すべきだ。