順風満帆に見えた彼の人生に突如として影を落としたのが、40代半ばで襲いかかった脳梗塞だった。ある日突然倒れ、一時は言葉や身体の動きに深刻な障がいが残る危険性すら囁かれた。経営トップの危機は会社にとっても激震だったが、ここで誰よりも強く夫を支えたのが妻の神田うのだった。
入院生活からリハビリ期間に至るまで、彼女は献身的に夫に寄り添い続けた。専門医の選定から日々のリハビリメニューのサポート、食事の栄養管理に至るまで、手厚いケアを継続。懸命なリハビリの末、西村氏は見事に経営の現場へと復帰を果たした。死のフチを彷徨った体験は、二人の絆をより一層強固なものへと変えたと言える。