全968話という膨大なアーカイブを抱えながら、なぜ地上波での再放送枠が組みにくいのか。その背景には、長年の歳月によって生じた複雑な権利関係が存在する。原作者、脚色者、作画担当者、音楽関係者など、各回ごとに異なるクリエイターが関わったアンソロジー形式であることが、現代の再放送手続きを著しく複雑化させているのだ。
加えて、原盤の保存状態やデジタルリマスター化にかかる莫大なコスト、さらにはコンプライアンス基準の変化も影響している。差別的な表現や残酷とされる描写の扱いなど、昭和の時代だからこそ許容されていた表現をどう現代の地上波規格に合わせるかという課題も横たわる。結果として、放送権のクリアランス作業が難航し、地上波での全面再放送を阻む高い壁となっている。