食塩と循環器疾患の関係を世界規模で調査してきた予防医学の第一人者・家森幸男博士の研究は、塩分制限だけでなく「ナトリウムとカリウムのバランス」、そして「調理法の工夫」がいかに重要かを証明してきた。予防医学の観点からマヨネーズを分析すると、含まれる「酢(醸造酢)」の存在感が急浮上する。
酢に含まれる主成分・酢酸には、血管を拡張させて血圧の上昇を穏やかにする生理作用が数々の実験で報告されている。マヨネーズは大さじ1杯あたりで低ナトリウムでありながら、酢の酸味と油分のコクが塩味の不足を補う役割を果たす。つまり、塩分を足さずに満足度を引き上げる「味覚のマジック」を可能にする食品なのだ。