銚子は数々の名作ドラマや映画の舞台としても全国的に親しまれてきた。中でも、1985年に放送されたNHKの連続テレビ小説『澪つくし』は、銚子の醤油醸造家と漁師の網元の間で繰り広げられる愛と試練を描き、爆発的な大ヒットを記録した。作中に登場するレンガ造りの醤油蔵や旧市街地の情緒ある街並みは、昭和の面影を今に伝えている。
さらに、名匠・岩井俊二監督による伝説的ドラマ『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の主要なロケ地としても知られる。ノスタルジックな銚子電鉄の駅舎や灯台周辺の風景は、作品が持つ甘酸っぱい青春の空気感を完璧に表現していた。映画やアニメファンが聖地巡礼として訪れる姿も珍しくなく、作品の記憶とともに歩く街歩きは旅の大きな醍醐味となっている。