世間に強烈な爪痕を残した『ザ・グローリー』での冷酷な演技は、彼女の名を世界中に知らしめた。だが、型にはまることを彼女自身が許さなかった。サスペンス、ロマンチックコメディ、時代劇、そして濃密なヒューマンドラマに至るまで、選ぶ作品ごとにガラリと異なる表情を披露してきた。
光と影を併せ持つキャラクターを演じさせたら、彼女の右に出る者はいない。冷徹な眼差しを見せた次の瞬間には、儚げで愛おしい笑顔を浮かべる。その多面性があるからこそ、新作の制作が発表されるたびに「今度はどんな顔を見せてくれるのか」と世界中の映画ファンが胸を躍らせるのだ。