本作を語る上で絶対に外せないのが、W主演を務めた竜星涼と犬飼貴丈の2人による、常軌を逸した体当たり演技だ。爽やかなイケメン俳優として第一線で活躍していた二人が、劇中の大部分でほぼ全裸姿を晒すという前代未聞のパフォーマンスを披露した。
撮影現場では、CGやスタントに頼ることなく、キャスト陣自らが身体を張り続けていたという。ただ服を脱ぐだけでなく、酒を酌み交わす狂乱のコールや、本気でダイビングに向き合う真摯な表情など、緩急のついた演技が見事にハマっていた。二人の圧倒的な振り切り具合こそが、本作を単なるバカ映画で終わらせず、邦画界に残る傑作コメディへと昇華させた最大の要因だろう。