芽吹きの春には、やわらかな萌黄色(もえぎいろ)のトンネルを作り出し、生命の息吹をダイレクトに感じさせる。夏になれば深緑の葉が鬱蒼と茂り、真夏の強い日差しを遮る心地よい木陰を創出。そして秋、11月下旬から12月上旬にかけては、全体が煉瓦色からレンガ色、黄金色へと染まり上がり、息をのむような紅葉の絶景が広がる。
冬の訪れとともに葉を落とした枝筋に雪が降り積もると、そこには水墨画のような静寂の白銀世界が出現する。年間を通じてこれほどドラマチックに姿を変える樹木群は、日本全国を見渡してもそう多くはない。