ダウン割合の黄金比とは?90/10と80/20の防寒性能を解剖

ダウン割合の黄金比とは?90/10と80/20の防寒性能を解剖

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現代で当たり前のように着られている防寒具の歴史は、命がけの極寒体験から始まった。1930年代、アメリカのアウトドアマンであったエディー・バウアーは、凍死寸前の目にあい、羽毛をキルティング加工で閉じ込めた世界初のダウンジャケットを開発した。この発明が、極寒地における防寒衣料の常識を覆すことになる。

時を同じくしてヨーロッパでは、ルネ・ラミヨンがフランスの山あいの村で登山家向けのマウンテンギアを製造し始めた。これが後に世界最高峰のプレミアムブランドとして君臨するモンクレールの始まりだ。厳しい冬山に挑む作業員のために作られた防寒着は、過酷な環境に耐えうるダウン割合と圧倒的な保温力を追求した結果だった。

探検家や登山家の命を守るための作業服だったダウンジャケットは、やがて都市の洗練されたファッションへと昇華していく。だが、その根底に流れる「極限の寒さから身を守る」という機能性の追求は、当時の創業家たちの情熱から一貫して変わっていない。

渡辺 美咲
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渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。