かつては居酒屋をはじめとする外食産業を中心に消費されていた部位だが、ここ数年で家庭内消費へのシフトが急速に進んだ。背景には、食費を抑えつつ満足感のある食事を楽しみたいという節約志向と健康意識の合致がある。農林水産省の食肉流通動向を見ても、家飲み需要の定着とともに鶏副産物の市場価値は見直されている。
実際に、日本最大級のレシピ共有サービス「クックパッド」では、定番の塩焼きにとどまらず、ガーリックバター炒めや梅肉和えなど、工夫を凝らしたレシピの検索数が急上昇中だ。おつまみという既存の枠組みを飛び越え、日常の献立を彩る主菜・副菜としてすっかり定着している。