安全なサウナ文化の定着に向け、専門機関も積極的な発信を行っている。業界の安全基準を策定する公益社団法人日本サウナ・スパ協会は、利用者の安全を確保するためのマニュアル更新や、施設スタッフへの救護講習を強化している。
また、日本サウナ学会代表理事で医師の加藤容崇氏は、サウナと人体に関する医学的研究の第一人者として警鐘を鳴らす。加藤氏によれば、サウナは正しく活用すれば自律神経の調整や睡眠改善に寄与する一方で、無理な長時間利用や水分補給不足は自律神経の大きな乱れや心血管疾患の引き金になるという。感覚だけに頼らず、自らの心拍数や体調の変化を科学的に管理する重要性を訴えている。