大相撲で幕尻優勝を果たすためのハードルは極めて高く、数字の上でも天文学的な低確率となっています。
優勝に必要な白星は通常13勝以上(13勝2敗〜15戦全勝)です。幕尻力士が10連勝や11連勝など快進撃を続けると、審判部は優勝争いを公平にするため、終盤(12日目以降)に「割崩し」を行い、大関や横綱、上位の優勝争い直接対決を次々とぶつけてきます。
つまり、前半にどれだけ白星を稼いでも、最後の3〜4日間で番付トップクラスの怪物を自力で撃破しなければ優勝には届きません。年6場所開催される大相撲において、昭和以降の数百場所の中で達成例が3回しかないという事実は、確率にして0.1%未満という極限の難易度を物語っています。