チケキャン(チケットキャンプ)とは、株式会社フンザ(Hunza)が2013年にサービスを開始した、音楽ライブや舞台、スポーツ観戦などのチケットを個人間で売買できるオンラインのCtoC(個人間取引)マッチングプラットフォームです。「行けなくなった人と、行きたい人をマッチングする」という名目を掲げ、代金の一時預かりシステム(エスクロー決済)を導入したことで、従来のオークションサイトやSNS取引で多発していたチケット詐欺を防ぐ画期的なサービスとして爆発的に普及しました。
最盛期には会員数数百万人、月間流通総額はおよそ数十億円規模に達し、国内のチケット二次流通市場で圧倒的なシェアを獲得。テレビCMやネット広告を大量出稿したことで、一般層にも「チケットを探すならチケキャン」という認知が急速に広がりました。
しかし、その利便性の裏で、定価をはるかに上回る数倍から数十倍の価格で取引される「高額転売」の温床となり、人気アーティストのファンや興行主催者との間で深刻な摩擦を生み出すことになります。