岡山城跡は、その高い歴史的価値から国の史跡に指定されており、日本100名城の一つとしても全国的に高い知名度を誇る。今回、文化庁との連携によって実現した特別企画展では、普段は厳重に保管されている秘蔵の文化財が期間限定で特別公開されている。
秘蔵展示における最大の目玉は、宇喜多秀家ゆかりの武具や、関ヶ原の戦い直前に交わされた直筆の文書類だ。城郭の解体修理時に発見された貴重な建築部材や金箔瓦の原品も並ぶ。ガラス一枚を隔てた目と鼻の先で本物の歴史資料と対峙する体験は、教科書の記述だけでは決して味わえない深い感銘を与えてくれる。