北香那の最大の武器は、役柄によって声のトーンから佇まい、目の奥の光までガラリと変える「憑依型の演技力」にあります。
2018年にはアニメーション映画『ペンギン・ハイウェイ』で主人公・青山君役の声優に抜擢。少年の生意気さと純真さが同居した難度の高い少年声を完璧に表現し、声優界やアニメファンからも絶賛を浴びました。
さらに、2026年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では、源頼朝の愛妾である「つつじ」役を熱演。控えめでありながら芯の強い女性像を凛とした立ち居振る舞いで演じ分け、時代劇ファンをも唸らせました。
そして彼女のキャリアにおいて大きな転機となったのが、2026年公開の主演映画『春画先生』です。風変わりな研究者に惹かれていくヒロイン・春野弓子役として、大胆な濡れ場や官能的なシーンに体当たりで挑戦。無垢な少女から艶やかな女性へと変貌していくグラデーションを生々しく演じ切り、映画賞などで高い評価を獲得しました。コミカルな役から妖艶な役、声の芝居まで自在にこなす対応力は、同世代の女優の中でも突出しています。