本作のボーカルワークは、嵐の21年間のキャリアの中でも屈指の完成度を誇ります。5人それぞれの声質・キャラクターが最も活きるよう計算し尽くされたパート割りは、リスナーに強い安心感とエモーショナルな高揚感を与えます。
- 大野智のハイトーンとフェイク:楽曲の芯を支える伸びやかなメインボーカル。最高音域のロングトーンが楽曲の壮大さを牽引。
- 櫻井翔の低音とグルーヴ:ラップではなく、あえて温かみのあるメロディックな低音バースを担当し、曲に安定感と深みを付与。
- 相葉雅紀のエアリーな表現力:語りかけるような優しいブレス混じりの歌声が、サビ前の切なさを増幅。
- 二宮和也の繊細なニュアンス:感情の揺らぎを的確に伝えるエモーショナルな歌唱で、歌詞の説得力を底上げ。
- 松本潤の包容力あるハーモニー:下ハモおよび中音域を支え、グループ全体のハーモニーを豊かにブレンド。
全編英語詞を採用した理由について、メンバーは当時のメディアインタビューで「言葉の壁を越えて、世界中のファンへ直接音と言葉を届けたかった」と明かしています。海外作家による楽曲をただ歌うのではなく、日本語の情緒や奥ゆかしさを保ちながら、普遍的な英語のポップ・バラードとして昇華させている点が本作の特筆すべきポイントです。