井上麻里奈のキャリアを語る上で欠かせないのが、『進撃の巨人』のアルミン・アルレルトと『呪術廻戦』の禪院真依という、物語の鍵を握る2人の名演です。
『進撃の巨人』におけるアルミンは、序盤の頼りない少年時代から、超大型巨人を継承し調査兵団の司令塔として苦渋の決断を下す青年期まで、目覚ましい内面的変化を遂げます。井上は叫びや嗚咽のリアルさのみならず、覚悟を決めた瞬間の冷徹な声音まで緻密に演じ分け、視聴者に強烈なカタルシスを与えました。
一方、『呪術廻戦』の禪院真依では、呪術師としての才能に恵まれなかった葛藤や、姉への執着をクールな佇まいの中に滲ませました。特に「京都姉妹校交流会編」やその後の緊迫したエピソードで見せた、姉妹の絆と散り際の演技は涙を誘い、SNS上でも「井上麻里奈の魂の演技に震えた」と大きな話題を呼びました。