ドラマ『誰にも言えない』のストーリーは、主人公・松永加奈子(賀来千香子)がエリートサラリーマンの伸吾(羽場裕一)と結ばれ、誰もが羨む新婚生活をスタートさせるところから始まります。しかし、マンションの隣室に加奈子の過去の恋人・山田麻利男(佐野史郎)とその妻・美幸(野際陽子)が引っ越してきたことで、平穏な日常は音を立てて崩壊していきました。
麻利男は加奈子への病的な未練から、壁越しの盗聴、部屋への不法侵入、伸吾への巧妙な心理誘導など、あらゆる手段で松永家の家庭崩壊を画策します。回を追うごとにエスカレートする執着は、やがて周囲を巻き込む修羅場へと発展していきました。
物語のクライマックスとなる最終回では、完全に理性を失った麻利男が加奈子を別荘へと拉致・監禁。愛憎の果てに無理心中を図ろうとします。間一髪で駆けつけた夫の伸吾、そして麻利男を偏愛し続けた妻の美幸が入り乱れる中、現場は炎に包まれる大混乱に陥りました。
逃げ場を失った麻利男は、炎と狂乱の中で壮絶な転落と破滅を遂げます。美幸の絶叫が響き渡る中、加奈子と伸吾は心身に深い傷を負いながらも、互いの絆を取り戻して新たな一歩を踏み出すという、サスペンスの極致にふさわしい鮮烈な結末を迎えました。