日本のお笑い界に参入する中国出身者は、ピン芸人、漫才師、女性タレントなど多岐にわたります。彼らの多くは語学留学や大学進学を機に来日し、日本のお笑い文化(特にダウンタウンやM-1グランプリ)に衝撃を受けて門を叩いた本格派です。
吉本興業に所属し、舞台やメディアで注目を集める筆頭格が李振馳(リ・ジェンチー)です。早稲田大学を卒業後、NSC東京校を経てデビューした彼は、完璧な日本語イントネーションと論理的な思考回路をベースにしたフリップ芸や漫談を展開します。中国と日本の商習慣やコミュニケーションのズレを、客観的かつ知的なユーモアへ昇華させる技術は業界内でも高く評価されています。
また、同じく吉本興業やインディーズシーンで腕を磨く楊帆(ヤン・ファン)や、若手漫才コンビとして活動する中国出身の漫才師たちも台頭しています。女性タレント・芸人の領域でも、SNSやYouTube発信を足がかりにバラエティ番組へ進出し、歯に衣着せぬトークとチャーミングなキャラクターで人気を博すプレイヤーが増加中です。彼女たちは従来の枠組みにとらわれない新しい女性タレント像を提示しています。