苔の山を実際に歩いた登山者のレポートやSNSのコミュニティを分析すると、一般的な登山とは全く異なる体験談が多く寄せられています。
「晴天よりも小雨や霧が出ている日のほうが、苔の葉先についた水滴がキラキラと光って圧倒的に綺麗」「ピークを踏むことだけを目的にしていた頃には見えなかった、足元の小さな宇宙に気づいて登山の楽しみ方が一変した」という絶賛の声が目立ちます。特にルーペやマクロレンズを持参したハイカーからは、肉眼では見えない幾何学的な美しさに時間を忘れて見入ってしまったという感想が多数挙がっています。
一方で、現場ならではの注意点として多く指摘されているのが「足元のスリップ事故」と「冷え」です。苔が生育する環境は湿度が高く、濡れた岩や木の根、木道が非常に滑りやすくなっています。撮影に夢中になって登山道を踏み外し、転倒して怪我をするケースや、立ち止まる時間が長いために体が急激に冷えてしまうというトラブルも報告されています。絶景に気を取られすぎず、確実な足運びを意識することが肝心です。