額に宿る第三の眼「邪眼」は、生まれつき備わっていたものではありません。魔界の闇医師・時雨による過酷な外科手術によって後天的に埋め込まれた器官です。飛影の邪眼能力には以下の特徴があります。
・千里眼能力:いかなる障害物をも見通し、魔界全土から妹・雪菜や母の形見である氷泪石を探し出す探索力。
・マインドコントロール・念動力:低級妖怪の精神を掌握・操作し、物体を遠隔で操る力。
・炎殺拳の制御補助:黒龍波をはじめとする強大な魔界の炎をコントロールするための精神集中装置。
手術を受ける以前の飛影は、火を吹く妖怪「忌み子」として生まれ、すでにA級上位に匹敵する妖力を誇っていました。しかし、邪眼の移植手術を受ける代償として、かつて持っていた魔力のすべてを失い、最下級のE級妖怪レベルにまで弱体化してしまいます。
強さのみを行動原理としていた飛影が、己の命にも等しい強大な魔力を捨ててまで邪眼を手に入れた動機は、行方不明となった双子の妹を探すためでした。この冷徹な外見の裏に秘められた家族への情念とストイックな生き様が、飛影というキャラクターに深い奥行きを与えています。