息子の名付けにおいて中心的な役割を果たしたのが、日本が誇る世界的アクションスターの故・千葉真一氏だ。千葉氏は生前、海外で自身が脚本を書く際に使っていたペンネーム「GORDON」を深く愛していた。自らの創造性の象徴とも言えるその名前を、次男である彼に本名として託したのである。
国境を越えて活躍した千葉氏にとって、息子たちが将来グローバルな舞台へ羽ばたくことは確信に近い願いだった。「郷敦」という名は、欧米圏でも自然に発音でき、かつ日本の伝統的な重厚感を感じさせる絶妙なバランスを持っている。幼少期をアメリカで過ごし、吹奏楽でサックスに没頭した音楽的感性や、父譲りの並外れた身体能力も、すべてはこの名前に込められた父の情熱と深い絆から育まれたものだ。